2015/03/22 18:36

Apocaθistのアクセサリーは楽器の部品でつくられていますが、今回は一番遠くから調達された部品について、お話します。




守谷がベルリンで暇を持て余して暮らしていた頃、ジュエリー作家の友人が

「うちの近くにピアノ工房あるんだわー。多分なんかしら部品くれるだろうから行ってみたら?」

と、大雑把な地図を渡してくれました。


拙いドイツ語で電話をしてアポをとり、伺った先がこちら。

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立派!



ドイツで暮らしていて友達になるドイツ人というのは、アジアの文化に興味があるなどそもそもドイツ人のデフォルトよりかなりフレンドリーで開けた感性を持っていることが多かったので、無骨さを全面に出した工房の職人さんたちにビビりまくったのを覚えています。



そんなこんなで弦やらダンパーフェルトやらスクリューやらをいたただきました。


ただ作るだけじゃアレだなぁ。と思い、1ヶ月後くらいに


「こんなの作りました♥︎もっとください!」


と再び訪れたときになんと思いもよらない出来事が。



「あのさ、君ウチでエキシビションやらない?場所代もいらないから。」



たまたまマネージャーとオーナーさんがいるときに行っちゃったみたいです笑



ベルリンという街はチャンスを虎視眈々と狙う芸術家が世界中からやってきます。



ぼよよ~~~ん



と生きていた私にとって、断る理由はありませんでしたしなんとそこではコンサートも出来ると言われたので日本での個展を再現するしかない!

と友人のクラリネット奏者に相談し、準備2ヶ月でコンサート×展示会を開催しました!


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作品制作は孤独な作業ですが、こうやって様々な方と出会えたときにこの仕事をやっていてよかったなぁと思います。



コンサート×個展を行わせて頂いた工房、Classics pianos Berlin からいただいたダンパーフェルトのブローチも販売中です♥︎

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それでは今日はこの辺で。

素材にまつわるお話はまだまだたくさんあるので乞うご期待です!


守谷あゆ子