2015/04/03 03:04

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これ、なんだかわかりますか?

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キャプスタンというピアノを演奏する人でも知らないようなレアな部品です!



ピアニストの方に

「ちょっとタッチ悪いからキャプスタン下げてー。」

とか言うことってないんですか?


と伺ったところ


「何キャプスタンって。なんかのキャップ?」

というお答えが返ってきました。


以前個展を行わせていただいた新宿のお店、Blue-Tさんでスタインウェイのリビルド(建て直すの意。rebuild)を行うタイミングでたまたま個展を開催した関係で手に入れました!


いただいたキャプスタンは100年以上前のもので非常に調整がしにくいそうです。


「今あるキャプスタンならただの棒で横から覗きながらコントロールだけなのに昔のタイプは一つ直すためにいちいち蓋をあけて専用のレンチで調整するのが現代社会にあってない!暇な時代に出来たものは調律師泣かせなんだよねー。まぁ今じゃあんまりないけど。」


と調律師の方が仰ってました。


実際のキャプスタンは恐らく鋳造で作られたものだとは思うのですが、ひとつひとつ個体差がありジュエリーとしてのルックスに耐えられないものもあります。


市販の部品ではあり得ないような出来事もこの仕事をしていると楽しくなっちゃうんですが作ろうと思っていたものがか作れないのははなかなか辛いです(・・;)



そんな珍しいパーツ、スタインウェイのキャプスタンを使った商品はこちら✨





他にもどんどん新作が出まーす♥︎



と申し上げたいのは山々ですが、勘のいい方はお気づきの通り、素材に限りがございますゆえ、新作はひっじょーーーーに勇気のいる作業なのです。


いつかはレアなアイテムになるかもしれないキャプスタンのアクセサリー、ぜひお気に入りにいかがですか?



守谷 あゆ子